【F東京】久保を4発快勝で送り出し！試合後セレモニーで「東京としての誇り持つ」（スポーツ報知） - Yahoo!ニュース

久保離脱後からの連敗止めた

◆明治安田生命J1リーグ第17節　F東京4―2横浜M（29日・味スタ）
　　明治安田生命J1リーグ第17節が行われ、前節首位のF東京と勝ち点差3で同2位の横浜Mの首位攻防戦は、F東京が4―2で快勝して連敗を止めた。F東京はRマドリードに移籍するFW久保建英（18）が日本代表のため離脱後から2連敗していたが、久保のあいさつが予定された試合で4得点と大爆発した。

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　試合後、スペインへの出発を控え、サポーターの前であいさつに立った久保は「えっと、まずは（横浜Mサポーターの方を向き）横浜Fマリノスのファン、サポーターの皆様、えっとさっき（場内に流れた映像で）自分のJ1初ゴールが流されなくてブーイング出ていたと思いますけれど、あとで自分が言っておきます。半年間という短い間ではありましたが、自分がこうやってここに立てているのは、正直に言いますけど、マリノスに半年間レンタルできたことが非常に大きいと思います。感謝しかありません」と冒頭で、この日の対戦相手に感謝した。

　そしてF東京サポーターに向けて「改めまして、元FC東京の久保建英です。自分が日本に帰ってきてから今までほとんど東京でやってきて、最初はあんまり練習とかも行きたくなくてけっこう辛い時期とかもありましたけれど、まぁ（下部組織の）『むさし』に入って、『むさし』のみんなが仲良くしてくれて、早く飛び級でユースに上がり、ユースのみんなが仲良くしてくれて。映像でもありましたけれど、トップチームに上がって、トップチームの選手に助けてもらって今の自分があると思っています」と話した。

　さらに「いいことばかりではなかったですけれど、自分の力もあり、みんなの力も借りてこうやって一人前のサッカー選手として、東京を背負って世界に羽ばたいていけることを非常に誇らしく思います。雨の中、長々とすいません。これからはFC東京の久保建英ではなくなりますが、FC東京に在籍した選手として東京としての誇りを持って、辛いこともあるかと思いますがそのたびに今の動画、多分もらえると思うので、見返して元気出します」と誓っていた。

　最後は「東京に来てから3年半、4年くらいと思いますが、非常に…（スペインへ）行きたくなくなるくらい濃い時間だったと思いますし、苦渋の決断ではありましたが、自分の決断に誇りを持って、また東京での時間を自分は一生忘れないので。本当にありがとうございました」と結んでいた。

　試合は横浜Mに前半15分に先制されたが、2分後にMF羅相浩が同点ゴール。さらに同38分にFW永井謙佑が勝ち越しゴールを挙げた。後半に入ると、後半10分と17分にFWディエゴオリヴェイラが連続得点で一気に横浜Mを突き放した。その後、同38分に1点を返されたがそのまま逃げ切った。

　◆久保建英（くぼ・たけふさ）2001年6月4日、神奈川・川崎市生まれ。18歳。小学3年から川崎U―10でプレー。11年4月にバルセロナの入団テストに合格し、同年夏に渡欧。15年5月にF東京の下部組織に入団。17年4月15日のJ3・C大阪U―23戦でJリーグ最年少の初得点。同年11月にトップ昇格。18年8月から期限付きで横浜Mに加入し、同26日の神戸戦でJ1初得点。19年1月にF東京に復帰、今年6月にRマドリード移籍が決定。移籍1年目はセカンドチームの「Rマドリード・カスティージャ」でプレーする予定。世代別代表では17年にU―20W杯（韓国）、U―17W杯（インド）に出場。日本代表として南米選手権にも出場した。173センチ、67キロ。左利き。

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