テニス・ウィンブルドン選手権第4日(4日、オールイングランド・クラブ)男子シングルス2回戦で、第8シードの錦織圭(29)=日清食品=が世界ランキング55位のキャメロン・ノリー(23)=英国=を6-4、6-4、6-0で下し、4年連続で3回戦進出を果たした。
強烈な日差しが照りつけたセンターコートで大観衆を黙らせた。錦織が母国ファンの声援を一身に受けたノリーを一蹴し、1回戦に続くストレート勝ちで3回戦に駒を進めた。
第1セットの第9ゲーム、錦織は5回目のブレークポイントをものにし、5-4とリードを奪うと、続く第10ゲームをキープ。4ゲームを連取して、このセットを先取した。
第2セットは第3ゲームまでブレーク合戦となった。錦織は第4ゲームをラブゲームでキープして3-1とリードを広げると、その後は安定したプレーを披露。第1セットに続き6-4で2セットを連取した。
第3セット、第3ゲーム開始前に観客が体調を崩し、救護活動があったため試合が一時中断。それでも錦織の集中力は切れなかった。再開後のゲームでブレークを奪うなど、1ゲームも落とさずにマッチポイントを奪った。
四大大会で4大会連続のベスト8入りを果たしている錦織に対し、ノリーは3回戦進出はなし。経験と実績で勝る日本のエースにとっては、今後の日程も見すえてすんなりと勝ち上がりたいところだった。
ドロップショットなど多彩な攻めも光って約2時間で決着をつけたウィンブルドン出場11度目の男は、上位シードの風格を漂わせた。
https://www.sanspo.com/sports/news/20190704/ten19070419010006-n1.html
2019-07-04 13:58:00Z
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