エンゼルス大谷翔平投手(25)が、アスレチックス戦に3番DHで出場し、16打席ぶりに安打を放った。4打数1安打1打点で、打率は2割8分9厘となった。

アスレチックスの先発は、今季ノーヒッターを達成した右腕ファイア-ズ。これまで本塁打こそ出ていないものの、通算8打数5安打、打率6割2分5厘と、好結果を残してきた。

1回1死走者なしの第1打席は、カウント2-2から内角高めの速球に空振り三振を喫した。

3回1死一塁の第2打席は、初球の内角カットボールでバットを折られて一ゴロ併殺。自己ワーストの15打席連続無安打に並んだ。

5回2死一、二塁の第3打席は、初球の内角ツーシームに詰まりながらも、左翼線への適時二塁打。16打席ぶり(1四球を含む)となる安打で、10試合ぶりの打点を挙げた。

7回1死走者なしの第4打席、相手は救援右腕ペティット。カウント2-2からの8球目がボールとなった時点で、四球と判断した大谷が一塁へ歩きかけたところで試合がストップされた。

審判団が集まり、ビデオ判定で1分40秒確認した結果、四球ではなくフルカウントで再開した。最後は9球目、外角低めのチェンジアップに空振り三振を喫した。

試合後の大谷は、久しぶりの安打に「感覚的には30打席くらい打ってないような感じでしたけど、ああいう安打が出て何かキッカケになればいいんじゃないかと思います。かなり甘い球だったと思いますけど、思っているような打球ではないので、結果的に結果オーライの打球かなと思っています」と振り返った。

また、珍しく、カウントのビデオ判定となった場面については「審判は3ボールという感じだったので、僕と捕手がボールだと思っていた球が1個あって、それが実際はストライクだったのかなという感じです」と淡々と話していた。

試合は、エンゼルスが3本塁打を放ちながらも競り負けた。