今回の台風19号が危険な理由は「非常に強い」勢力で上陸するということだけではありません。ほかにも「暴風域が大きい」ため、広い範囲で、半日程度と長い時間、暴風が吹き荒れる恐れがあります。瞬間的には50メートル以上の猛烈な風が吹く可能性もあります。また、台風を取り巻く活発な「雨雲が大きい」ことも危険な理由です。半日以上と長い時間、強い雨が降り続く見込みです。湿った空気の影響で台風の接近前から雨が降り、総雨量がかなり多くなるでしょう。
四国から関東では11日(金)午後から風や雨が強まりはじめそうです。12日(土)の午後から13日(日)の午前中が暴風や大雨のピークとなりそうです。猛烈な風が吹き荒れる恐れがあり、外出は危険な状態となります。関東や東海、紀伊半島などで500ミリ以上の記録的な大雨となる恐れもあります。大荒れの天気が夜間なため、自治体から出される避難情報に注意し、明るいうちに早めの避難を心がけて下さい。13日(日)は東北でも大荒れの天気となるでしょう。飛ばされやすいものは固定したり、室内にしまう、停電に備えて、懐中電灯や非常食、飲料水を準備しておく、スマートフォンなどもあらかじめ充電しておくなど、早め早めの対策をして下さい。
また、海上は猛烈なしけとなるため、海岸付近には近づかないようにして下さい。大潮の時期にあたり、台風の接近と満潮時刻が重なるとさらに潮位が高くなる恐れがあります。高潮にも厳重な警戒が必要です。
2019-10-10 09:51:00Z
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