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【ロッテ】楽天と4対3“大型トレード”が成立 松本球団本部長「プロ野球界にとっていいこと」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

 ロッテ・涌井秀章投手(33)が金銭トレードでの楽天移籍が19日、成立した。

 また、球団は楽天からFAで加入した美馬学投手(33)の人的補償として酒居知史投手(26)の楽天移籍、鈴木大地内野手(30)のFA移籍に伴う楽天からの人的補償として小野郁投手(23)の獲得と、前楽天のフランク・ハーマン投手(35)を1年契約、年俸8800万円で獲得したことも併せて発表。すでに楽天を戦力外となり、テスト入団で獲得した西巻賢二内野手(20)と合わせると「4対3」の“大型トレード”が成立したことになる。

 松本球団本部長はZOZOマリンで報道陣に対応。金銭トレードとなった涌井について「西武からFAで来てくれて、非常にチームに貢献してくれた。感謝の気持ちでいっぱい。若い先発投手が増えてきて、彼のこだわりは先発。本人とも話し合って、楽天からも話が来ていて、彼の気持ちも考えてというところ」と説明。若返りが進むチーム状況と、涌井本人の意向、楽天の思惑が一致したことによる「Win Win」の移籍になったとした。

 人的補償を巡る楽天側との“攻防”では28人のプロテクトから外れた今季54登板の酒居が流出。「若い投手を多めにブロックしたかった。酒居を取られてしまったことは非常に痛い。苦渋の決断だった」と残念がった。

 それでも23歳と若く150キロ超の直球が魅力の小野を獲得できたことはチームにとってはプラスに働く。「小野投手は2年連続でファームでセーブ王を取っている。中継ぎで将来は活躍してほしい。僕もスカウトをしている時に(小野の母校)西日本短大付に行ったことがあるんですが、非常にいいイメージがあった。ドラフト2位で入っているわけですから、楽天も期待していた選手だと思う。プロで来年6年目で出てくる投手だと思った」と近未来の勝ちパターン候補として期待を寄せた。

 さらに「7回の男」として前楽天のハーマンを獲得。8回に前広島のジャクソンと9回に守護神・益田を置く、新・方程式も完成し「一番の課題」だった救援陣の厚みを増すことに成功した。

 野手は鈴木の流出により、手薄だった内野陣の補強として西巻を獲得したことで今オフにロッテ―楽天間で計7選手の“入れ替え”が行われたことになる。松本本部長は「結果的に4対3(のトレードの形)となった。ウチも優勝を目指して本気で補強をして、楽天もそうだったと思う。今回、ウチと楽天が激しいことになりましたけど、プロ野球界にとってはいいことなのかなと思う。アメリカならもっとあるわけで。日本は逆に少ない。そういう意味では今後も(トレードなど)積極的にやっていきたい」と前向きに捉えた。

 井口監督にとっては3年契約の最終年。悲願のリーグ制覇と日本一に向けて戦力整備は整った。移籍に絡んだ7選手が来季、どういった活躍を見せるのか。注目が集まりそうだ。

報知新聞社

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2019-12-19 06:15:02Z
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