スペインで感染者が急増、香川が持論を展開「東京の映像を見ても…」
スペイン2部サラゴサのMF香川真司が自身のブログを更新し、「今伝えたいこと」と題して思いを綴っている。新型コロナウイルスの被害が急速に広がっているスペインの状況に触れつつ、「東京の映像を見ても、危機感が少し薄いように思えます」と懸念している。
香川は27日に更新したブログで「自分の伝えたいこと。ブログに書きたいと思い文章にしました」と切り出し、現地での日々について「スペインでコロナウイルスによる外出禁止例が出てから2週間が経とうとしています」と説明している。
「今はチームの練習もなく、自宅で過ごす日々。ピッチの上でボールは蹴れませんが、練習場が自分の家になっただけで、それ以外はいたって普通のリズムで生活しています」
新型コロナウイルスは世界中で猛威を振るっており、今夏に予定されていた東京五輪も1年程度の延期が決まった。香川は「コロナウイルスの影響で、東京五輪の延期も決定しました。このタイミングで延期が決まるというのはアスリートにとって、本当に大変なことだと思います」と綴り、アスリートたちの心境を慮っている。その一方、「ただ、もう決まったことですし、今の状況を考えれば仕方がない部分もある」と同情を寄せた。
スペインでは短期間で感染爆発、香川が呼びかけ「でも他人事だと思わないでほしい」
現在、欧州では感染者が一気に増加しており、各国リーグも一時中断している。「欧州では、皆でひとつになってコロナウイルスに立ち向かおうという空気感を強く感じます」と記した香川だが、決して安堵はしていない。
「スペインでは3月5日頃は約250人だった感染者が今では56000人以上に増えてます。これが今のスペインの現状です」と、急速に拡大する現状を憂いている。
そんな香川が懸念しているのは、日本国内の対応だ。「日本の皆さんも日々大変なことかと思います。でも他人事だと思わないでほしい」と呼び掛けつつ、「東京の映像を見ても、危機感が少し薄いように思えます」と率直な思いを明かしている。
「個人個人が出来ること。それを考え、行動に移すべきだと思います。苦しい時ですが、みんなで乗り越えていきましょう」
東京では感染者がここ数日で急増しており、都市封鎖も議題に上がっている。そうした状況に香川も危機感を覚えているようだ。
Football ZONE web編集部
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2020-03-27 12:54:00Z
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