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会えなかった木梨憲武 マラドーナ氏を心の底からリスペクト「どっぷり漬かっていた」 - スポニチアネックス Sponichi Annex

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マラドーナ氏の人形(中央)の前で同氏の死を悼む木梨憲武(人形は左からクライフ、ベッケンバウアー、マラドーナ、ペレ、プラティニ)(撮影・吉田 剛)
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 サッカーの元アルゼンチン代表で世界的なスーパースター、ディエゴ・マラドーナ氏(享年60)の訃報を受けて、芸能界にも悲しみが広がった。とんねるずの木梨憲武(58)はテレビ番組を通じてサッカー界のさまざまなレジェンドと対面。その中で唯一会っていなかったのがマラドーナ氏で「いつか会えると思っていたのに…」と早すぎる死を残念がった。

 都内の事務所で本紙の取材に応じた木梨は「いまだにあそこにマラドーナがいるからね」と棚を指さした。そこにはアルゼンチンのユニホームを着たスーパースターの人形が飾ってあった。

 これまでテレビ番組の企画でペレ氏、ジーコ氏、ジダン氏、メッシらサッカー界のレジェンドと共演してきたが、高校時代から憧れていたマラドーナ氏との対面はついに果たせなかった。

 学年でいえば1つ年上。「世界No・1プレーヤーと帝京高校サッカー部の補欠という関係だった」と笑いつつ「マラドーナの個人技、アルゼンチンサッカーに憧れた当時を思い出す。でもフェイントもしないで相手を抜き去るプレーはマネできなかった」と懐かしんだ。「唯一マネできたから」とアルゼンチン代表のユニホームを買って、背中に「マラドーナ」と文字を入れたこともあったという。

 石橋貴明(59)と80年にとんねるずを結成してからはサッカーのスター選手の名前を叫ぶことがネタになった。「神の手」「5人抜き」の伝説が生まれた86年W杯メキシコ大会の2カ月後に発売されたとんねるずの楽曲「寝た子も起きる子守唄」では曲中で「ディエゴ・マラドーナ!」と絶叫するなど心の底からリスペクト。

 フジテレビの人気バラエティー「とんねるずのみなさんのおかげです」の名物コーナー「仮面ノリダー」では89年に「恐怖マラドーナ男」と題したコントを放送。石橋がサッカー選手の怪人「マラドーナ男」に扮し、最後はノリダーの巨大ボール爆弾に敗れて元の姿に戻るという内容だった。

 木梨は当時の記憶をたどりながら「歌にノリダーにまさにマラドーナにどっぷり漬かっていた時代があったんだね」としみじみ。改めて存在の大きさを実感し「実家に保管してある昔のW杯のVHSビデオを見直します。ありがとうマラドーナ」と天に昇った「神の子」へ感謝の言葉をささげた。

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