阪神が日米95勝左腕、チェン・ウェイン投手(35)と合意した、と11日(日本時間12日)、MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者が自身のツイッターで伝えた。
台湾出身のチェンは03年に中日入りし、05年に1軍デビュー。10年に13勝を挙げるなど、先発陣の柱として活躍した後、12年に米大リーグのオリオールズと複数年契約を結んだ。15年まで4シーズンで3度の2桁勝利をマークすると、16年にはFAでマーリンズと4年8000万ドル(約83億2000万円)の大型契約で合意した。
しかし、新天地マイアミでは故障と不調に苦しむ。19年に救援投手として45試合に登板した後、戦力外となった。今季はマリナーズとマイナー契約を結んだが、メジャー復帰ならず。9月にロッテと契約を結び、9年ぶりに日本球界電撃復帰。4試合に先発し、打線の援護に恵まれず、0勝3敗と勝ち星を挙げられなかったが、防御率2・42と粘りの投球を見せた。シーズン終了後に自由契約になっていた。
メジャー8年の通算成績は219試合、59勝51敗、防御率4・18。NPB通算131試合、36勝33敗、防御率2・58。日米通算95勝左腕は阪神の先発陣の柱として期待されている。
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