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三上紗也可、羽生結弦ゆずりの美しさで東京五輪代表へ 高卒後は競技に専念/飛び込み - サンケイスポーツ

女子3メートル板飛び込み準決勝 決勝進出を果たし、抱き合って喜ぶ三上紗也可(右)=韓国・光州(恵守乾撮影)

女子3メートル板飛び込み準決勝 決勝進出を果たし、抱き合って喜ぶ三上紗也可(右)=韓国・光州(恵守乾撮影)【拡大】

 水泳の世界選手権が韓国・光州で18日、行われた。女子3メートル板飛び込み準決勝で、三上紗也可(18)=米子DC=が307・95点の7位で12人による19日の決勝へ進み、来年の東京五輪代表に事実上決まった。決勝で棄権などの事態がなければ正式に代表となる。

 5本目の入水。水中に体が包まれた瞬間、三上は五輪が決まったことを確信した。電光掲示板に映った得点を見ると、両手をたたいて満面の笑み。小学4年から指導を受ける安田千万樹(ちまき、48)コーチの下に小走りで駆け寄った。

 「ここで五輪を決めないと恩返しできないという思いでやってきた。今は実感がそんなになくて、フワフワしている」

 12位以内で五輪代表が事実上決まる大一番。予選で失敗した3本目の前逆宙返り2回半えび型を決め、この時点で5位に浮上した。しかし4本目をミス。緊張はマックスに達したが、大きく深呼吸して臨んだ勝負の5本目を美しく決めて7位。洗練された所作を身につけるため、フィギュアスケート男子の羽生結弦(24)=ANA=の演技動画を見てきたという18歳が、夢を現実に変えた。

 マンツーマンで指導してきた安田コーチは、1996年アトランタ五輪出場をあと一歩で逃した経験がある。「いろんなものを捨てて集中してかからないと、ギリギリの選手は(五輪への道を)突破することができない」。三上は今年3月に鳥取・米子南高を卒業後、進学せずに競技に専念した。練習時間はこれまでの倍の6時間。猛練習の成果が、大舞台で実を結んだ。

 小学2年の時、学校で体験教室のチラシが配られたことがきっかけで飛び込みを始めた。けがが多く、高校3年の7月には板に頭をぶつけ一時的な記憶障害になったことも。苦労続きの飛び込み人生だが「飛び込みが、自分にとって運命の競技だったのかな」。夢の舞台で輝くため、19日の決勝でさらに上位進出を狙う。

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https://www.sanspo.com/sports/news/20190718/swi19071821050008-n1.html

2019-07-18 12:05:00Z
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