楽天の平石洋介監督(39)が今季限りで退任することが10日、決定した。任期満了に伴うもので、この日の午後、仙台市内の球団事務所で石井一久GMと話し合った上で、監督の職を退くことが正式に決まった。
GMとの話し合いを終えた平石監督は報道陣の取材に応じ「来年の監督のオファーはない、と。違うポジションでのオファーはいただいた。1年契約ですからね。想定はしていた。判断や評価は人がするもの。そういう世界ですから」と明かした。
梨田前監督が成績不振を理由に辞任したことを受けて、昨季途中の18年6月からから監督代行を務め、今季から1年契約で球団では初となる生え抜き監督に就任した。チームは今季、開幕からスタートダッシュに成功。中盤に10連敗を喫するなど失速したが、最終的にはリーグ3位でのCS進出に導いた。同2位・ソフトバンクと対戦したCSファーストSは1勝2敗で敗退した。
CSファーストSでの敗退が決まった直後に「選手たちは本当によくついてきてくれた。戦う集団にしないといけないと思ってスタートした。(選手は)一回り、二回り成長した姿を見せてくれた。“良い経験だった”では片付けられない。それだけの責任がある」と発言。また、編成部門の責任者の石井一久GMは「3位は最低限の目標。中長期的に優勝を目指すチームをつくっていかないといけない」と話していた。
1980年生まれの「松坂世代」で、PL学園高3年時に主将として98年夏の甲子園で松坂大輔を擁する横浜高と延長17回の「伝説の一戦」を演じた。トヨタ自動車を経て05年にドラフト7巡目で楽天入りし、11年に現役を引退。1軍打撃コーチ、2軍監督などを経て18年にはヘッド兼打撃コーチに就任した。
来季は三木肇2軍監督(44)内部昇格で新監督に就任することが確実視されている。
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191010-00000186-spnannex-base
2019-10-10 05:49:00Z
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