トランプ米大統領は27日、過激派組織「イスラム国」(IS)の指導者アブバクル・バグダディ容疑者が「死亡した」と発表した。トランプ氏は「米特殊部隊がシリア北西部で襲撃した」と明らかにした。ISにとって打撃であることに加え、米国主導の「テロとの戦い」にも大きな転機となる。
トランプ氏は26日夜にツイッターへ「非常に大きな何かの出来事が今あった」と書き込み、ホワイトハウスが「重要な声明」を発表すると明かしていた。
バグダディ容疑者を巡ってはこれまでも死亡説が流れた。今回死亡が確認されたことで、盛り返す動きもあったISは大きな打撃を受けることになる。
テロとの戦いを続ける米国にとっては、2011年の国際テロ組織「アルカイダ」指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者の殺害に続く大きな成果となる。「ISを打倒した」としてシリアからの米軍撤収を正当化していたトランプ氏には追い風だ。バグダディ容疑者の殺害でISの制圧を印象づけ、シリアからの撤収を加速させる可能性もありそうだ。
ISはインターネットを通じて過激思想を世界に広め、イスラム圏だけでなく欧米からも若者らを戦闘員などとして受け入れた。誘拐した外国人らを殺害する様子を撮影して映像をネットで流し、過激さを印象づけた。日本人もフリージャーナリストの後藤健二さんら2人が犠牲になった。
2019-10-27 13:30:47Z
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPGh0dHBzOi8vd3d3Lm5pa2tlaS5jb20vYXJ0aWNsZS9ER1hNWk81MTQ2ODY3MFgyMUMxOUEwRkY4MDAwL9IBAA?oc=5
Bagikan Berita Ini
0 Response to "トランプ米大統領「IS指導者は死亡」 米軍事作戦で - 日本経済新聞"
Post a Comment