2020年のJ1リーグが間もなく開幕する。新シーズンに向け各クラブはどのような補強を行ったのだろうか。今回フットボールチャンネルでは18クラブの評価を紹介する。※2020年2月3日のものを再掲
A評価
横浜F・マリノス(2019シーズン:1位) 昨季の優勝を支えた爆発的な攻撃力は健在。今季はそこに水沼宏太やオナイウ阿道ら新たな実力者が加わっており、陣容は豪華だと言えるだろう。アンジェ・ポステコグルー体制3年目ということで、チーム戦術の浸透も申し分ないはず。J1リーグ連覇のみならず、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)などでの上位進出にも大きな期待感が抱ける。 FC東京(2019シーズン:2位) 昨季は惜しくも2位という結果に終わったが、揃える人材はやはり豪華だ。新戦力もレアンドロ、アダイウトン、ジョアン・オマリと申し分なく、昨季の主力もおおむね残留を果たしている。渡辺剛や田川亨介といった若手の成長も楽しみなところ。今季は4-3-3という新システムを試すことが濃厚だが、このあたりの成熟度が上位進出のカギを握るかもしれない。 鹿島アントラーズ(2019シーズン:3位) 各ポジションにレギュラークラスの選手を2人以上揃え、ベテランと若手のバランスもいい。セルジーニョが抜けたのは痛手だが、彼の場合は昨年からずっと移籍の噂がくすぶっていたうえ、代役となりうる選手も確保できている。ザーゴ監督の戦術が浸透し、新戦力の多いチームが組織として噛み合えば総合力はJ1屈指だろう。覇権奪回に向けて必要な駒が揃った感がある。
B評価
川崎フロンターレ(2019シーズン:4位) チーム全体の総合力ではややマイナスも、上位を狙える力は十分にある。新陳代謝を進めて若手が増えたことで競争が喚起されるのは間違いなく、これまでの主力選手たちもうかうかしていられない。新システムとともに競争力を高めていきたいところだ。そして何よりも待ち望まれるのは、大黒柱・中村憲剛の完全復活である。 セレッソ大阪(2019シーズン:5位) ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督を迎えた昨季は5位と奮闘。自慢の守備力は今季も健在であり、攻撃力のアップが上位進出へのカギとなるだろう。しかし、ソウザと水沼宏太といった主力が抜けたのは大きな痛手となるはず。豊川雄太、小池裕太といった楽しみな存在が新たな戦力になったが、横浜F・マリノスや鹿島アントラーズといったクラブに比べると総合力は落ちる。トップ3入りは厳しいと言えるだろう。 ヴィッセル神戸(2019シーズン:8位) 昨季は前半戦こそ低迷したものの、トルステン・フィンク監督就任後に見事立て直した。今季はダビド・ビジャ、ルーカス・ポドルスキといった選手が抜けたものの、ドウグラスや菊池流帆らを獲得。陣容だけを見ればJ1でも屈指のものがある。2020シーズンはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)も戦う中で日程との勝負も付いてくるが、3バックの成熟がさらに進めば上位進出も夢ではない。 名古屋グランパス(2019シーズン:13位) 監督交代を行った昨季は13位と不完全燃焼に終わった。しかし、今季は阿部浩之、山崎凌吾、稲垣祥らJ1での実績十分な選手を補強。昨季終盤より指揮を執るマッシモ・フィッカデンティ監督の求める人材を的確に確保できたと言えるだろう。ジョー、ガブリエル・シャビエルらを擁する攻撃陣はもちろん豪華だが、チーム全体の運動量を上げ、守備力の強化をどこまで伸ばしていけるかがポイントだ。
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July 04, 2020 at 07:13AM
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J1全18クラブ総合評価ランキング。優勝候補のA判定、苦戦予想のE判定はどこ?(フットボールチャンネル) - Yahoo!ニュース
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