今年2月、アメリカンフットボールの日本代表が5年ぶりに結成された。3月1日のアメリカでの国際試合に向け、主将を務めたのは24歳のWR(ワイドレシーバー)近江克仁(おうみ・よしひと、立命館大~IBM)だった。近江は大手損保会社に勤務しながら社会人Xリーグのクラブチーム、IBMビッグブルーでプレーしてきたが、今年1月に退社。日本人初のNFL選手を目指して、フットボールにかけている。連載の最終回は日本代表での取り組みについてです。
有給消化の間、挑戦の第一歩へ備えた
今年1月に東京海上日動を退職した近江は有給休暇を消化する間、2月にある二つのコンバイン(能力判定テスト)に備えた。日本代表を選ぶコンバインと、カナダのプロリーグCFLのジャパンコンバインが同時に開催される。三つのコーンをL字形に置いて周囲を走る「スリーコーンドリル」や40yd走(近江のベストは4秒75)、垂直跳び、立ち幅跳びなどの種目に加え、アメフトの実技がある。近江は陸上競技のコーチの指導も受け、挑戦の第一歩へ準備した。そもそもこうしてCFLへの道が見えたことも、退職してフットボールにかけるという近江の決断の後押しになっていた。 コンバインは関東地区と関西地区に分かれて開かれ、近江は関西で受けた。コンバインの最中もいつものように、周りの刺激になるような声を出していた。すると最後に参加者と関係者が輪になったハドルで、日本代表の藤田智ヘッドコーチから「近江、締めてくれ」と声がかかった。要するに「しゃべってくれ」ということだ。そこで近江は常々思っていたことを口にした。情熱は伝染する、ということだ。
自分の「本気」を身内にも示そう
「コンバインに集まったメンバーはフットボールへの愛とか、盛り上げたいという意志が強い人だと思います。みなさんには身内の人にも自分の厳しい面を見せてほしいです。奥さんや彼女の前では酒を飲むけど、外では飲まないようにしてる人がいたとします。外では『ああ、アメフト頑張ってるんだな』と受け止められても、奥さんや彼女は『アスリートとしてやってるのに平気でお酒を飲んで、この人は何をやってるんだろう』って感じると思うんですね。それを奥さんや彼女が誰かに話すと、『あの選手は情熱が薄い』って思われてしまいます。だから身内の人の前でも飲まずに、すべての人に『俺はこれだけ本気でフットボールに取り組んでるんだ』という情熱を見せてほしいんです。そんな姿勢が周りの人に伝わっていったら、『フットボールは魅力のあるスポーツだ』と感じてもらえるはずです。ここにいるメンバーだけでも、明日からそうしましょう。情熱は絶対に伝染します」 近江は日本代表に選ばれ、CFLのグローバルコンバイン(3月25~28日の予定だったが延期に)にも招待された。日本代表の練習でも、最後のハドルでは常に発言した。「日本代表としての自覚を持ちましょう」と。しゃべるたび、「自分は日本のフットボール界でこういう立場にいるんだな」と実感した。今回の日本代表では主将、副将からなる「幹部」の一員になりたいとは思っていた。でも主将は立命館大学の先輩であり、Xリーグの富士通でも主将を務める宜本(よしもと)潤平だと考え、どんな副将になればいいかをイメージしていた。
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July 24, 2020 at 05:40AM
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