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難コンディションに弱点が露呈。ホンダ田辺TD「車体/PU問わず、解決策を持ち寄る」 - Motorsport.com 日本

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 イスタンブールパーク・サーキットで行なわれたF1トルコGP。その決勝レースでホンダ製パワーユニット搭載勢はレッドブルのマックス・フェルスタッペンが手にした6位が最上位。チームメイトのアレクサンダー・アルボンが7位となった。ただアルファタウリ勢は入賞することができなかった。

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「今日のトルコGP決勝は、スタート前に降った雨のためウエットコンディションでのレースとなりました」

 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターはそう語った。

「レース時には雨は止んだものの、低い外気温であったこともあり、終了までドライにはならず、徐々に路面の状況が変わる中でタイヤマネージメントを強いられるなど難しいレースになりました。プラクティス、また予選での感触が良かったレッドブルですが、フェルスタッペン選手が6位、アルボン選手が7位と残念なポジションでの終了となりました」

「アルファタウリの2台は、濡れた路面で走行ラインを外してのオーバーテイクが難しいことからポジションアップに苦しみ、ポイント圏外でのフィニッシュとなりました」

 レースでも、レッドブル勢は一時は好位置を走っていた。しかし前述のポジションに終わった理由について、弱点が露呈してしまったと田辺TDは語る。そのひとつが、スタート時にホイールスピンを起こして加速できず、ポジションを大きく落としてしまったことだ。

「今日のレーススタートを見れば、『これは課題でしょ?』と誰が見ても分かるようなことを、2台共に披露していますので……そこはちゃんと見直していきたい。色々なコントロールが絡み合っているのですが、車体/PU問わず、自分たちができることを持ち寄って、解決策を検討していくことになります」

 なお、アルファタウリのピエール・ガスリーは、パルクフェルメ規定に違反したとして、グリッド最後尾に降格させられてしまった。これは何があったのか? 田辺TDは改めて説明した。

「ガスリーは、以前エナジーストア(ES)をトラブルでひとつ失っています。このままいけば、最終戦までに足りなくなる可能性があった。そのため、今回予選順位が悪かったので、グリッド降格を承知で、新しいエレメントを投入しようと、チームと相談して土曜日の夜に決めました」

「FIAに申請して、承認を得ることができました。それで、PU交換のために一部パーツを外しました。それで今朝になって、他車(マクラーレンの2台)のグリッド降格ペナルティが出て、少し良いところからスタートできるということになり、PU交換を止めましょうということになりました。しかし、パルクフェルメ状態のマシンに作業を加えたとみなされてしまい、ペナルティを受けることになってしまいました」

「ペナルティが出た時点では、PUの交換を行なうにはもう手遅れだったということで、一切PU交換をせずに、マシンを元の通りに復元して、今日のレースに臨みました。残念ですが、そういうことです」

 ただ、今回PUを交換できなかったことで、最終戦までにペナルティを伴うPU交換が必ず必要だというわけではないという。

「あくまで将来に備えての交換を検討したということです。このままでは絶対に最後までいけないということではありません」

 なお今回のレースで勝利したメルセデスのルイス・ハミルトンは、自身7度目のドライバーズタイトル獲得を決めた。田辺TDはそのハミルトンを祝福した。

「難しいコンディションで予選6番手から見事なレース運びで優勝を飾り、7回目のチャンピオンシップ獲得を決めたハミルトン選手に、ホンダを代表して祝福の言葉を贈ります」

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