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自問自答するジュビロの10番。コロナ禍だからこそ考える、アスリートの存在意義。(VICTORY) - Yahoo!ニュース

“フットボールは必要か”。コロナ禍で多くのスポーツチームが活動休止に追い込まれている中、追い討ちをかけるような問題提起を始めたのは、他でもない現役のフットボーラーたちだった。彼らの存在価値すら問い直すディスカッションの様子はYouTubeでライブ配信され、フットボールのみならず全てのスポーツを覆う綺麗事を排除しようとしていた。

ZISOと名付けられたこの“チーム”の一員であるジュビロ磐田の山田大記選手に、コロナ禍のアスリートのあり方について、持論を聞いた。

フットボールを学ぶために、フットボール界を飛び出す

ーZISOは当初からライブ配信を活動内容として組織されたのですか?

山田大記選手(以下、山田):いえ、そういったコンテンツ配信が目的ではなく、ZISOに加入したフットボーラーの学びの場であることが一番のミッションです。僕らがもっとフットボールを追求していくためには、この狭いフットボール界から飛び出さなくてはいけない。外部への発信は、あくまでそのための手段の一つでした。

ーライブ配信に踏み切ったのは、コロナ禍の影響が大きいのでしょうか。

山田:そうですね。組織としてはまだ未完成で、発表までにもっと整えなければいけない部分も残っています。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって、ほぼ全てのアスリートが活動の場を奪われているなか、自らの価値をあらためて考え直すタイミングが来ていると考え、急遽配信を決めました。

ー“フットボールは必要か”というテーマは、初回にして壮大ですね。

山田:あえて抽象的なテーマを選んだのは、ZISOを理解してもらうためです。明確な答えを見つけるものではなく、あえてフリートークのようにして話がいろんな方向に向いたことで、我々の考え方を知ってもらうことができたと思っています。
今後はたとえば、DFの選手だけが集まってマニアックな守備の話をするとか、キャプテン論(4月21日配信済み)といった、フットボールを追求するためのより具体的な内容もテーマにしていく予定です。

ーこうした組織は、他にも存在するのでしょうか?

山田:マネジメント会社内のつながりで話をするというくらいはありますが、選手が主体となって活動内容を決めるようなものは無いでしょうね。

ーZISOのStatementも公開され、目的意識の強さを感じます。冒頭の“領域にとらわれず”に大きな課題意識が表れていますね。

山田:フットボール界というのは、選手自身が感じている以上に閉ざされた空間です。クラブによって文化や価値観も違い、そこに馴染めずに疎外感を感じてしまう選手も少なくないようです。
クラブの垣根に縛られていては、発想は広がりません。競技の枠を越え、スポーツ以外の分野からも視点を取り入れ、「それってフットボールで考えるとこうだよな」と置き換えることで、ピッチ内のパフォーマンスにも繋がっていくはずです。

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May 02, 2020 at 04:01PM
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