富山市民プラザの屋上農園「大手町農園」で１９日までに、サツマイモの苗の植え付けが行われた。２０１８年から市民が参加し、植え付けや収穫イベントを開催してきたが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため中止し、職員が植えた。昨年より苗の数を増やし、新たにジャガイモの栽培も始め、コロナ収束後、市民とともににぎやかに収穫することを願う。
農園ではサツマイモとジャガイモの栽培のほか、養蜂に取り組んでいる。市中心部のイベントの中止が相次ぐなか、感染症収束後に、まちなかに人が戻ってくることを期待して、今年も栽培することにした。
今年は農園の規模を拡大させ、路面電車に面する屋上敷地のほぼ全てを使った。サツマイモは昨年より２８０株増やし４８０株、ジャガイモは４月上旬に１４４株を職員らがプランターに植え付けた。
野菜はイベントでの配布や地場もん屋総本店（同市総曲輪）での販売のほか、近くの学校の教育活動に役立て、収穫や加工、販売を生徒と共同で行ってきた。
特に青池学園が運営する富山調理製菓専門学校の学生レストラン「Ｒｅｓｔａｕｒａｎｔ Ａｏｉｋｅ」で提供するサツマイモ料理は好評を得ている。
市民プラザ資産管理活用グループのスタッフリーダー岩城祥子さんは「野菜を口に運ぶ市民の笑顔を思い浮かべて栽培しています」と話した。
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May 19, 2020 at 11:32PM
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